
              
第2章
交通ルールを守る・・・・
あなた一人が守っていれば事故は起きない?
トップページに書きましたが、私は20年間事故を起しておりません。(くどい?)
しかし、交通違反は、4年前にシートベルト装着義務違反で捕まりました。
(どうですか、親近感を持っていただきましたか?私も皆さんと変わらないですよ!)
免許をお持ちで普段から、車をよく利用される方は、一度や二度と言わず、交通違反で切符を切られた経験がおありだ
と思います。
信号無視
スピード違反
一旦停止不履行
駐車禁止違反
シートベルト義務違反
・・・・・
スピード違反はその超過速度によって、点数や罰金も変わってきますが、それ以外のものは、割と点数も低く、
よく聞く違反です。
え!
「俺は、免許を取ってから、ずーと無事故・無違反ダー!バカヤロー」
と言われる方、大変すばらしい方です。
でも、「無違反ダー!」と言われる方は、今まで一度も警察に捕まって、反則切符を
切られていないという事ですよね。
それでは、普段から、警察がいようが、いまいが、違反行為そのものをただの一度もしたことのない人はおられますか?
制限速度を1キロでも超えたことがない。
停止線を1cmも越えて止まったことがない。
一旦停止は、必ず完全に停車している。(速度0キロ)
駐停車禁止の場所に一瞬たりとも止めたことがない。
走行中に携帯電話をただの一度も使ったことがない。
夜間走行中にライトの玉が切れていたことなど一度もない。
ウインカーを出し忘れたことなど一度もない。
徐行場所で徐行速度以上で走ったことなどない。
・・・その他多数・・・・ |
そんな人いないでしょう!!!
私にもそんな芸当はできません。
「無違反ダー!」とおっしゃっている方は、大変失礼な言い方ですが、
たまたま違反したときに、警察に検挙されなかっただけなのです。
警察がいなかったから、助かった。
そんな場面はこれから何度も経験すると思います。
警察がいても、見逃してくれるときもあります。
注意だけで済んだり、見て見ぬ振りをしたり・・・
警察官も人間です。状況によっては初心者マークのおどおどしたドライバーに優しく諭してくれることもあるでしょうし、
今後二度としないように、心を鬼にして反則切符をきることもあるでしょう。
高速道路のオービス(自動速度超過取締装置)も制限速度を1キロ超えたからと言ってカメラは、作動しません。
何キロ超過すると作動するのか、私も怖くてやったことがありませんが。
ここで、一番言いたいのは、
交通違反をしても、捕まる時と、捕まらない時がある
ということです。
              
私は以前一度だけ1ヶ月間免許停止の行政処分を受けたことがあります。
(お!どんどんボロが出ますな!・・・)
そのときの講習会で、警察官が会場にいた、ちょっとヤンキー風のアンちゃんに質問しました。
「お前は、交通違反で警察に捕まったことを運が悪かったと思うか?」
アンちゃんは、正直な子で
「ハイ、運が悪かったと思います。」
「バシ!」
アンちゃんは、警察官に持っていた講習用のテキストで頭をたたかれていました。
私は、警察官を前にもう少し答えようもあるのにと思いましたが、
皆さんはどう思いますか?
はっきり言って、本音じゃないですか?
違反をしても捕まるときと、捕まらないときがあるんですよ!
皆さんは教習所で、交通ルールーをしっかり学び知識として持っています。
解っていますが、誰も見ていないからいいだろうと言う考え方は、人間誰にでもあるでしょう。
だからと言って、人のものを盗んだり(窃盗)人のものを壊したり、(器物破損)は、しますか?
それらの犯罪をすれば、警察が捜査をします。
つまり、犯行に及んでいるときに警察がいなくても、捜査されていずれ捕まることになるのです。
また、つかまらなくても、自分が警察に追われていると言う恐怖感をつかまるまで持ち続けることになるのです。
交通事故も、ひき逃げ事件を含めて、捜査をしますが、道路交通法違反はあくまでも現行犯に対しての検挙
となります。(オービスも写真に日付が入るから現行犯となります。)
今あなたが、信号無視をしても、後から捜査されて検挙されることはないのです。
警察がいないから、オービスがないからと言う意識は常にあるのではないでしょうか?
私は、決して先ほどのアンちゃんを肯定するつもりは、ありません。
交通ルールが守られない、背景にはこういうことがあり、現在のシステムでは、いかんともし難い現状を認識して
欲しいのです。
もし、いきなり、交通違反自動取り締まり装置などが開発され、車やバイクへの設置が義務付けられたら、
私も含めてほぼ全員の免許保有者が1日で、免許取り消し間違いなしでしょう。
では、そんな機械が開発され、装備されたら、交通事故はなくなるのでしょうか?
答えはNO!です。
私は、交通ルールーは、守るものだと思っています。
確かに違反しても、場合によっては、検挙されたり、されなかったりするので、
検挙については運、不運を感じないこともないですが、免許を持ち車の運転を
行うものとして、法の遵守は義務だと思います。
しかし、現状の交通社会の中で、免許保有者全員がルールーを守っていても、事故は必ずおきます。
それは、あなたの事故の被害者は、必ずしも車やバイクだけでなく、自転車や歩行者も含まれているからです。
また、自転車や歩行者が被害者となると、その結果は更に悲惨なものとなります。
車やバイクを運転している免許保有者は、各都道府県の発行した運転免許証によって運転することを許可
されています。
交通違反取締の現状は先ほど述べたとおりですが、だからといって免許保有者が四六時中、交通違反
をしまくっている訳ではありません。
そんなことをすれば、事故だらけになります。
事故につながらなくても、警察に検挙される可能性もあります。
そうすると、あなたの免許が停止されたり、取り消しを受けたりするわけです。
人間の理性として、大金をかけてやっと取得した免許は大事にしたいでしょう。
当然、無免許でも車のエンジンは始動しますし、運転だって可能です。
でも、それで、検挙されれば、もうただではすみません。
事故など起せは、逮捕されます。
一方、歩行者や自転車はどうですか?
自転車の飲酒運転、歩行者の信号無視、どちらも立派な道路交通法違反です。
しかし、自転車に乗るにも、歩くのにも免許はいりません。
警察に見つかれば注意は受けるでしょう。
しかし、頻繁に違反をしたところで、事故にさえ合わなければ、あなたは、明日から自転車禁止、歩行禁止
にはならないのです。
万が一事故に遭遇しても、まず間違いなく被害者です。
もちろん、事故にあえば、一生続く障害者になったり、下手すると死んでしまうと言うリスクはありますが、
歩行者や自転車は免許を持つドライバー以上に交通違反することに罪の意識が低いと考えて
もらって結構です。
あなたが制限速度以下で、走行し、青信号を通過する瞬間に自転車が飛び出し
てくるかも知れないのです。
信号無視だけではありませんよ。
繁華街を夜に走行していると、酔っ払いが車道まではみ出して歩いていたり、
歩道があるのに、ママチャリが、車道を2台併走でしゃべっていたり、
無灯火で深夜の道を暴走している自転車など
違反と言うより、マナーが欠落している人も沢山います。
しかし、あなたも私も、いつも車を運転しているわけではく、歩行者や自転車に乗ることもありますのでお互い
注意しましょうね。
でもあなたの運転する車がぶつかって、その人たちが怪我をすれば、立派な人身事故であり、しかもあなたは、
加害者となるのです。
それが現実なんです。
「交通ルールーを守ること」これはとても大切なことです。
しかし、交通ルールを守っているだけでは、事故は防げないのです。
危険を予測し回避する能力が必要なのです。
縦横無尽に動く、車、バイク、自転車、歩行者の動きを速めに察知し、予測し、あなたが取るべき行動を判断し
なければならないのです。
              
以前こんな事故がありました。
商店街の中をバスが通行していましたが、道路巾が狭く、また買い物客の放置自転車など、障害物が多いため、
殆ど止まるような速度で徐行していました。
すると、自転車の後部シートに子供が乗ったまま放置されている自転車を発見しました。
何とか通れそうな場所に放置されていたため、細心の注意を払いながら、その自転車の横を通過しようとしたところ、
その子供が急に動いたため、自転車ごとバス側に転倒しました。その子供はバスの左前輪に自転車ごと轢かれ、
かわいそうに亡くなりました。
不安定な自転車の後部シートに大事な子供を置き去りにして、買い物をしていた、親の責任は、重大です。
バスの運転手にある程度、同情も集まるでしょう。
安全を確認しながら、徐行していたのですから。
教則本にも載っているでしょう。
障害物や、人の通行の激しい場所など、制限速度が何キロであろうと、徐行し安全を確認すること。
しかし、
このバスの運転手は、「前方不注意」による
「業務上過失致死」で逮捕されています。
「そんなむちゃくちゃな!」
「運転手はちゃんと前方を注意していたじゃないか」
「これは、避けられない事故でしょ!」
しかし、心を鬼にして言えば、この運転手がいたいけない子供をひき殺したと言う事実は変えられないのです。
「最善の努力を払ったが、残念ながらお亡くなりになりました。」
で済むのは、有能な医者ぐらいです。
医者でも最近は無能なら、医療過誤で訴えられています。
もちろん、裁判では、情状酌量の余地はあるでしょう。
しかし、相手が自殺志願者でもない限り、この運転手の法的責任、民事的責任から逃れることは出来ないのです。
もし、百歩譲って、法的責任もない、遺族の方も「仕方ない事故でした、気になさらないでください」と言われて、
あなたならどうですか?
なんだ、良かった。結果よければ全てよしじゃん!明日からがんばればいいや!
という気持ちになりますか?
無理でしょう!
今日あなたは、小さな子供をひき殺しました。あなたは、その悲しすぎるご遺体を見たかも知れません。
警察も遺族の方も
「いいよ!しょうがないよ」
「あしたから、気をつけてがんばってね!」
といわれて、明日からハンドルが握れますか?
あなたが、ごく普通の神経の持ち主なら、激しいショックを受けませんか?
あなが事故に気づき、バスから飛び降りて、かわいそうなご遺体を見たとき、執行猶予つかねーかな? とか、
任意保険入っているから、賠償は問題ないなとか、考えますか?
もし、あなたに同じ年頃の子供がいたら、まず涙があふれてくるはずです。
何とか助かって欲しい!そして救急隊員が首を横に振ったとき、激しい後悔と自責の念に包まれて、ノイローゼに
なるかも知れません。立ち直れないかもしれません。
この事故のケースは非常に稀なものです。
こんな、事故は避けられないとお考えでしょうか?
そんなことは、ありません。充分に避けることが出来ました。
              
このバスの運転手は、自転車の後部シートに、取り残された子供を確認していました。
この時点ですぐに事故を回避する能力を発揮するべきでした。
自転車が倒れないか。
子供が急に飛び降りないか。
親が急に飛び出してこないか。 |
少なくとも無人の放置されている自転車とか違法駐車された車とかとは全く違う障害物であることを認識
しなければなりません。
子供が乗っているのです。
不安定な自転車なのです。
親の自転車なので当然子供の足は地面についていないのです。
倒れだすと子供の自力ではどうしようもないのです。
無人の自転車が倒れて、バスで轢いても、ゴメンナサイで済むかもしれません。
違法駐車の車が傷をつけられても自業自得です。
足も届かない子供が親の自転車の後部シートに座っているという障害物(失礼な言い方ですいません)
を他の無人の障害物と同じに扱ってしまったのが間違いなのです。
私なら、停車し、クラクションを鳴らせます。
付近にいるはずの親に警告するために。
クラクションは、どうも運転中の怒りの表現に使われがちですか、本来警告を促すためにあるものです。
急に割り込みをされて「何をするんだ」
信号が青に変わったのに発進しない「早く行け」
これも一つの警告ではあるのですが、クラクションをこのような場面でしか利用しない人が多いですね。
私はクラクションを「はい!通りますよー」「注意してくださいよー」という意味で使用しています。
不安定な自転車の後ろに取り残された子供を前にして、クラクションを鳴らせば、子供は、びっくりして、
泣いてしまうかもしれません。又場合によっては、やはりバランスを崩して、転倒してしまうかもしれません。
でも少なくとも、その運転手は自分の運転するバスで小さな子供をひき殺してしまうという最悪の結果だけは
免れたはずです。
クラクションを鳴らしたことにより、子供の乗った自転車が倒れ、子供は大怪我をするかもしれません。
親が出てきて、そのことで運転手に食って掛かるかもしれません。
しかしその時に初めて、言い返してやりましょう。
「私は、どこにいるかわからない、あなたに注意を呼びかけるために、クラクションを鳴らしたのです。」
「私のバスも含めて、転倒すれば他の後続の車に轢かれるかもしれませんよ。」
「こんな車道に、子供を乗せた自転車を置き去りにしたあなたは責任ないのですか?」
あなたの周りの目撃者もみんなあなたの肩を持ってくれるはずです。
              
「そんなの結果論じゃねーかよ!」
といわれるかもしれません。
その通りです!!!
結果なのです。
結果で全てが決まるのです。
あなたが事故を起すのか、未然に防ぐのか、その結果によってあなたの人生は大きく変わるのです。
交通ルールは、最低限の義務や注意事項、決め事をまとめて、少しでも安全な交通環境を作り出せるように製作された
ものであって、当然運転者はこれを守る義務があります。
でも、これから交通社会に出られる方は、さらに、加害者にならない義務も負うことになるのです。
あなたが危険な事故に遭遇しようとしているときに、あなたは交通ルールの書かれた教本の内容を思い出していますか?
事故を防ぐために必死でブレーキを踏み、ハンドルをきっていませんか?
このノウハウの中で交通ルールや道路交通法の内容をこと細かく説明する気は全くありません。
免許を取られたばかりの人ならば、きっと私より、はるかに詳しいと思います。
私は、このノウハウの中で、実際の交通社会で皆さんがこれから遭遇するであろう、あらゆる場面での注意すべき
ポイントと、予測の方法、取るべき行動、なぜそうするかの理由を洗いざらい、書いてゆくつもりです。
現実の交通社会の中で、どうか交通ルールだけをまもることをに固執しないでください。
事故を起せば、あいつが悪い、俺は良かったなどと言っていられなくなります。
交通ルールを土台にして、あなたがやらなければならないことは、山ほどあります。
車やバイクはとても快適で便利で楽しい乗り物です。
でも、事故となれば、強烈な殺傷能力を持つ凶器にもなるのです。
これは、教習所でも最初に習われたと思います。
どうか、これから紹介するノウハウを読み、あなたの車やバイクを凶器に変えないようにしてください。
              
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